人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「美しいお経・・・瀬戸内 寂聴」 出版記念サイン会へ

以前 書いたとおり、
寂庵さんでの お写経に参加した際には、
庵主・寂聴さんご本人は まだお見かけしたこともありませんでした。

昨日 10月15日、
前夜から降り続く雨模様だったこの日、寂聴さんの新刊出版記念 サイン会に行ってきました。
 於 : 大垣書店 烏丸三条店


「美しいお経・・・瀬戸内 寂聴」 出版記念サイン会へ_b0048766_10184013.jpg美しいお経
瀬戸内 寂聴 / 嶋中書店


予め入手していた整理券を手に 並んで待っていると、
開始予定時間 16時に、寂聴さんが書店(正面ではなく)脇の入り口から登場。
マイクを手に 並んでいる人たちに 5分ほどでしょうか、お話をして下さいました。
「美しいお経・・・瀬戸内 寂聴」 出版記念サイン会へ_b0048766_9563438.jpg

(拡大しても、お顔はわかりません。肖像権問題は勘弁してやって下さい)

(あまりよく聞こえなかったのですが)
この本が書下ろしであること や、
持ち歩けるサイズのお経エッセンスの本を長年書きたかったこと
装丁は、’天才’横尾忠則さんに依頼したこと などを お聞きしました。

会場に着いてから去られるまで、約1時間半 弱。
1時間は、サインをし続けておられた。

以前、
大物著名人(薄っぺらな言い方ですが)の方々のサイン色紙が展示されている某所で、
「大切に保管しておられるので、サインした方も快く思われますよね」と言ったら、
「それでも、お願いしても頂けないこともあるんですよ。
 瀬戸内先生にも、するっとかわされました。
 あまり署名をされない方だそうなんですよ」 と聞いたことがあります。
サイン会を受ける・・・ということは、この本への思い入れの表れなのでしょうか。


そして、サインをしていただく前後のほんの短い間ですが、間近で寂聴さんに接して感じたこと。
それは、
与える人だということ。
 奪われまい奪われまい!と何かと闘っている私って、何だろう??・・・と感じる。
清濁 併せ呑んでいる、もう「超えた」方なんだろうな ということ。

年齢ではない、と思う。歳を取る毎に 守りに徹する人もたくさんおられるのだから。
「僧」だから、当たり前・・・でもないと思う。

迷う時、戸惑う時、困った時、
自分の中で 寂聴さんに尋ねてみよう と思う。
そしてまた、寂聴さんと共に、世界の平和を祈ろう とも思うのである。

by stutiyi | 2005-10-16 10:14 | 本・雑誌  

<< サンタ・マリア・ノヴェッラ 京都店 嵐山・・・琴きき橋 跡 >>