嵯峨・愛宕山 千日詣り
2008年 08月 03日
毎年、7月31日夜~8月1日未明にかけての、
京都:上嵯峨・愛宕山 山頂の愛宕神社(通称:あたごさん)へのお参りは、
「千日詣り」です。
毎年、「今年は行こう」・・・と思うだけに終わってきたのですが、
今年は、一緒に行ってくださる方が見つかり、いざお参りに。
鳥居本の「一の鳥居」よりも奥の清滝まではバスに乗り(本当はここも歩くのがお参りなのですが)、
そこから徒歩で向かいます。 ・・・21:30
撮影 : 全て 2008.7.31~8.1
そうだ、ここも「表参道」なのです。
暗い参道を登っていきます。
上る人は下る人に「おくだりやーす」、逆に下る人は「おのぼりやーす」と声を掛けます。
声を掛け合う・・・という温かい行為でもあり、声を出すと消耗するようでいて励まされもし、
連れの位置を確認する・・・という効果もあります。
普段は、隣りにどんな人が住んでいるのか知らないような環境にいても、
ここでは、なんとなく袖摺り合う感じが、きっと心地いいのではないでしょうか。
無差別殺人を起こすよう人にも(or こそ)、してほしい体験だなぁ・・・などと浮かんだりします。
そして、方角もわからぬまま進みますが、ここでは、南東を向いているとわかります。
真ん中のちょっと右の点が「京都タワー」・・・わからないだろうなぁ!?
途中、消防団の待機場所からは、消防団員の夫もパトロールを兼ねて!?
一緒に上って行きます。
参道でもたまに写真を撮っていたところ、
「あらぬものが写るから、撮らん方がいい」と、夫からたしなめられ、中断。
ま、カメラの性能がよくないので、たいした写りでもないし・・・。
そして、山頂の神社への到着 ・・・23:50
汗だくなので、風邪を引かぬよう、上半身は着替えます。
そして、想像以上にたくさんの人・人・人。午前2時の神事やご来光を待つ人々が、自分の場所を確保し、仮眠している人々も多数います。
この千日詣りには、毎年、数万人が訪れる・・・という数字にも納得です。
今年は、木曜夜でしたので、人出は通常。来年は、金曜夜になるので、もう少し多い見込みだそう。
少し休んだところで、夫は消防団の待機所へと戻って行きました。
私たち2人は、もう少し休憩。
同行の方が、山登りには慣れている方で、
仮眠の時の敷き・掛けシートを、二人分用意してくれてはったので、
ずいぶんひんやりする午前3~4時も、寒さを感じずに休めました。感謝!
そして、4:30から下山開始。
真ん中の光っている「水」は、広沢の池。
普段、朝、愛宕さんを見上げると、霧に煙っていることが多いのですが、
愛宕さん側から見ると、下界が煙っています。当たり前だけれど、新鮮な体験です。
そろそろ、すっかり「朝」となり、
やっとやっと下界に到着です。6:30
下りは、上りよりもずっと楽ですが、勢いがついて危ないので、
気をつけながら下っていくと、予想よりもずっと時間がかかりました。
清滝のバス停からは、迎えに来てくれていた夫の軽トラで、帰宅。
思いついて持って行った万歩計は、帰宅時、22766歩を指していました。
(因みにカロリーは、635 Kcal。。。 上り下りのないところでの計算でしょうね)
下り終える頃、「自分の中の何かがリセットされる」という感覚が降って来ました。
悪いものが落ちてきれいになる というよりも、
1つずつカウントされ増えていた数字が、カチャンとゼロに戻ったような感じ。
自分の中の何かが生まれ変わったのかどうかは不明なれど、
少なくとも、そんな気がする・・・そんな千日詣りでした。
・・・といっても、ご利益は、「火のようじん」(なのだった)。
それが千日分続くお参りなのです。でも、気を引き締めて、火の用心火の用心っ!
ま、三年に一回くらい来て、火の用心の尾を締めよ・・・ってことなんでしょうねぇ。
ご一緒してくださったTさま、ありがとうございました!
千日経つ頃には、このしんどさを忘れて、また上れるのでしょうね、きっと ☆
京都:上嵯峨・愛宕山 山頂の愛宕神社(通称:あたごさん)へのお参りは、
「千日詣り」です。
毎年、「今年は行こう」・・・と思うだけに終わってきたのですが、
今年は、一緒に行ってくださる方が見つかり、いざお参りに。
鳥居本の「一の鳥居」よりも奥の清滝まではバスに乗り(本当はここも歩くのがお参りなのですが)、
そこから徒歩で向かいます。 ・・・21:30
撮影 : 全て 2008.7.31~8.1
そうだ、ここも「表参道」なのです。
暗い参道を登っていきます。
上る人は下る人に「おくだりやーす」、逆に下る人は「おのぼりやーす」と声を掛けます。
声を掛け合う・・・という温かい行為でもあり、声を出すと消耗するようでいて励まされもし、
連れの位置を確認する・・・という効果もあります。
普段は、隣りにどんな人が住んでいるのか知らないような環境にいても、
ここでは、なんとなく袖摺り合う感じが、きっと心地いいのではないでしょうか。
無差別殺人を起こすよう人にも(or こそ)、してほしい体験だなぁ・・・などと浮かんだりします。
そして、方角もわからぬまま進みますが、ここでは、南東を向いているとわかります。
真ん中のちょっと右の点が「京都タワー」・・・わからないだろうなぁ!?
途中、消防団の待機場所からは、消防団員の夫もパトロールを兼ねて!?
一緒に上って行きます。
参道でもたまに写真を撮っていたところ、
「あらぬものが写るから、撮らん方がいい」と、夫からたしなめられ、中断。
ま、カメラの性能がよくないので、たいした写りでもないし・・・。
そして、山頂の神社への到着 ・・・23:50
汗だくなので、風邪を引かぬよう、上半身は着替えます。
そして、想像以上にたくさんの人・人・人。午前2時の神事やご来光を待つ人々が、自分の場所を確保し、仮眠している人々も多数います。
この千日詣りには、毎年、数万人が訪れる・・・という数字にも納得です。
今年は、木曜夜でしたので、人出は通常。来年は、金曜夜になるので、もう少し多い見込みだそう。
少し休んだところで、夫は消防団の待機所へと戻って行きました。
私たち2人は、もう少し休憩。
同行の方が、山登りには慣れている方で、
仮眠の時の敷き・掛けシートを、二人分用意してくれてはったので、
ずいぶんひんやりする午前3~4時も、寒さを感じずに休めました。感謝!
そして、4:30から下山開始。
真ん中の光っている「水」は、広沢の池。
普段、朝、愛宕さんを見上げると、霧に煙っていることが多いのですが、
愛宕さん側から見ると、下界が煙っています。当たり前だけれど、新鮮な体験です。
そろそろ、すっかり「朝」となり、
やっとやっと下界に到着です。6:30
下りは、上りよりもずっと楽ですが、勢いがついて危ないので、
気をつけながら下っていくと、予想よりもずっと時間がかかりました。
清滝のバス停からは、迎えに来てくれていた夫の軽トラで、帰宅。
思いついて持って行った万歩計は、帰宅時、22766歩を指していました。
(因みにカロリーは、635 Kcal。。。 上り下りのないところでの計算でしょうね)
下り終える頃、「自分の中の何かがリセットされる」という感覚が降って来ました。
悪いものが落ちてきれいになる というよりも、
1つずつカウントされ増えていた数字が、カチャンとゼロに戻ったような感じ。
自分の中の何かが生まれ変わったのかどうかは不明なれど、
少なくとも、そんな気がする・・・そんな千日詣りでした。
・・・といっても、ご利益は、「火のようじん」(なのだった)。
それが千日分続くお参りなのです。でも、気を引き締めて、火の用心火の用心っ!
ま、三年に一回くらい来て、火の用心の尾を締めよ・・・ってことなんでしょうねぇ。
ご一緒してくださったTさま、ありがとうございました!
千日経つ頃には、このしんどさを忘れて、また上れるのでしょうね、きっと ☆
by stutiyi | 2008-08-03 23:28 | 京都でぶらり