カテゴリ:本・雑誌( 2 )

 

本・・・保刈 実さんの翻訳書・・・アボリジニ について

オーストラリアの先住民、アボリジニの歴史文化研究をされていた
保刈 実(ほかり みのる)さん という方の、
出版社の在庫調整のため 処分されることになった翻訳書2種を、
お姉さまの由紀さん・ご家族が買い取り、定価の8割で販売されているそうです。
・個人での購入
・大学や市町村の図書館への購入依頼
についての案内が、お姉さまの連絡先と共に記されています。

詳細は、↑寺田直子さんのブログ「ハッピー・トラベルデイズ」の
「Being Connected - 若くして逝った歴史学者のために」 をご覧になってください。

今回、その記事にTBさせていただきます。

* * * * * * * * * *

約2年前、夫と2人で
オーストラリア・・・ケアンズ&ウルルー・カタジュタ国立公園へ行きました。
オーストラリアは、ご存知のように、もともとは「アボリジニ」という先住民の土地です。
ウルルーというのは、一般に「エアーズロック」と呼ばれている巨大な岩。
そこは、アボリジニの人たちにとって聖地。パワーが大地から立ち上る場所です。

オーストラリアへ行くなら、絶対に行きたい場所でした。
というよりも、ウルルー一帯へ行くために、オーストラリアへ行ったわけです。
忙しい時期だったので、全くの個人旅行ではなく、自由行動のツアーを選び、
オプションで、ウルルーへの登岩を予定に入れていました。

聖地だとは知っていましたが、=富士山へ登る ような感覚でした。
登岩直前、現地のガイドさんから、他の注意と共に、
「ウルルーはアボリジニの人たちにとって聖地であり、彼ら自身は登りはしない。
 彼らは、観光客が登るのを快く思っていないが、
 政府が彼らに補助金を出し、期間限定にて 彼らも許可している(せざるを得ない)」
と聞くまで、
「聖地を侵す」行為だとは、浅はかにも気付いていませんでした。
バスの中で、到着までの間 10分ほどの短い間、悩みに悩んだ挙句、
結局は、登らせていただくことにしました。
登岩は、富士山ほどではないにしろ、きつく危険なもので、
自分の小ささを 色々な意味で感じる体験でした。

「エアーズロックリゾート」の中のスーパーマーケットで、
制服姿(英国風?)のアボリジニの学生さんたちを見かけ、
とても不思議な感覚がしました。
こんなところにスーパーがあり、私が今ここで買い物をしている ことの不自然さ。
「私たち」・・・何をしているんだろう・・・。

いろいろな矛盾をかかえているであろうこの国(日本だってそうですが)の
ほんの一端を感じたような気がしました。
整理し、言葉にして書くのはむずかしい感覚・感情です。
・・・訪れた時のこと 詳細は、またいずれ書きます。


写真は、ケアンズで買ったもの。
アボリジニ伝統の技法である点描で、現代のアーティストが描いたもの。
いわゆる「おみやげ物」なのですが、とても気に入っています。
b0048766_21562535.jpg

描かれているのは、
「雨の後、水が流れ 川であった深みが、
 乾いて道となり、そこを人々が歩いているのを 鳥瞰で見たところ」だそう。

アボリジニの伝統的な絵では、
トカゲ・ヘビ・カモノハシなどを描いたものが代表的で、
おみやげ物屋さんでも、それらが大半を占めるのですが、
「帰国後、部屋に飾りたいと思えるものを」・・・と選んだのが、これだった。

この点々を1つずつ描いたのは、どんな人で、
その人は どんな暮らしを今送っているのだろう。
都会で暮らし、窓の大きな部屋でこういうものを作っているのか。
田舎に住み、2ヶ月に1度、絵具を買出しに出かけるのだろうか。
・・・などと、時々思ったりする。
この絵には、 kitty とサインが入っている。


私も、引越しが終わったら、保刈さんの本を購入します。
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by stutiyi | 2006-01-25 21:59 | 本・雑誌  

「美しいお経・・・瀬戸内 寂聴」 出版記念サイン会へ

以前 書いたとおり、
寂庵さんでの お写経に参加した際には、
庵主・寂聴さんご本人は まだお見かけしたこともありませんでした。

昨日 10月15日、
前夜から降り続く雨模様だったこの日、寂聴さんの新刊出版記念 サイン会に行ってきました。
 於 : 大垣書店 烏丸三条店


b0048766_10184013.jpg美しいお経
瀬戸内 寂聴 / 嶋中書店


予め入手していた整理券を手に 並んで待っていると、
開始予定時間 16時に、寂聴さんが書店(正面ではなく)脇の入り口から登場。
マイクを手に 並んでいる人たちに 5分ほどでしょうか、お話をして下さいました。
b0048766_9563438.jpg

(拡大しても、お顔はわかりません。肖像権問題は勘弁してやって下さい)

(あまりよく聞こえなかったのですが)
この本が書下ろしであること や、
持ち歩けるサイズのお経エッセンスの本を長年書きたかったこと
装丁は、’天才’横尾忠則さんに依頼したこと などを お聞きしました。

会場に着いてから去られるまで、約1時間半 弱。
1時間は、サインをし続けておられた。

以前、
大物著名人(薄っぺらな言い方ですが)の方々のサイン色紙が展示されている某所で、
「大切に保管しておられるので、サインした方も快く思われますよね」と言ったら、
「それでも、お願いしても頂けないこともあるんですよ。
 瀬戸内先生にも、するっとかわされました。
 あまり署名をされない方だそうなんですよ」 と聞いたことがあります。
サイン会を受ける・・・ということは、この本への思い入れの表れなのでしょうか。


そして、サインをしていただく前後のほんの短い間ですが、間近で寂聴さんに接して感じたこと。
それは、
与える人だということ。
 奪われまい奪われまい!と何かと闘っている私って、何だろう??・・・と感じる。
清濁 併せ呑んでいる、もう「超えた」方なんだろうな ということ。

年齢ではない、と思う。歳を取る毎に 守りに徹する人もたくさんおられるのだから。
「僧」だから、当たり前・・・でもないと思う。

迷う時、戸惑う時、困った時、
自分の中で 寂聴さんに尋ねてみよう と思う。
そしてまた、寂聴さんと共に、世界の平和を祈ろう とも思うのである。
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by stutiyi | 2005-10-16 10:14 | 本・雑誌